「古本道場」角田光代・岡崎武志

「古本道場」角田光代・岡崎武志 ポプラ社1400本すごく面白くて、購入、即読。角田光代さんが、古本道の師匠岡崎さんの指導で古書迷宮に踏み入り、神保町から、渋谷、東京、早稲田、青山、西荻など都内各所、鎌倉(+海外)を巡り、それぞれの色合いの古本屋…

平日のお休み

創立記念日で年に一度の平日休み。お役所に用事があって家をでる。どっちがメインか判らないけど、図書館、本屋さん、古本屋さんといつものフルコースに。どこも結構混んでいるこが不思議なんだけど、週末よりものどかに感じるのは気のせいか?みなさんのご…

連休最後の読書

連休最後の一日(結局どこにも出かけず読書三昧の堕落した一日)「少女伝」大野靖子 講談社2200本 麻生で、どこか浮世離れした両親と美しい兄姉妹に囲まれ、母の愛はなくも周囲に大切にされ育った麻子。裕福で幸せな家族が音を立て、崩壊していく様、その中…

連休中盤の読書(会社にも出てみたりして)

「海月書林の古本案内」市川慎子(のりこ) ピエ・ブックス発売元 1600本 ネット古書店「海月書林」の店主さんが紹介する愛らしい古書たち。「オンナコドモ」というのは男性目線のやや舐めた呼称であったと思うけど、なんのその世の中はオンナコドモの趣味嗜…

連休前半(帰省中)の読書

「ラッシュライフ」伊坂幸太郎 新潮文庫629本体いまや押しも押されぬニューウエーブ作家(というらしい)の伊坂さんの2作目。幻想的な前作から方向転換して、仙台の町を舞台に、画商と金で買われた女画家、知的で人生を見通したような泥棒黒澤、神(タカハ…

連休前の読書、「古道具 中野商店」川上弘美

「古道具 中野商店」川上弘美 新潮社1400本 どうも「手仕事」「古道具」「骨董」「職人」とかいった言葉に弱いんでアル(笑)。 古道具屋(骨董とかアンティークではない)を営む、中野さんと姉のマサヨさん、アルバイトのわたし(ヒトミ)とタケオ。愛人さ…

水泳、「インターネットで古本屋さんやろうよ!」芳賀健治

私、シドニー以来水泳の北島選手のファンです。今では超人気者になってしまったカレ、今度の日本選手権200mで三位になって世水の代表を逃してしまった!(50,100mでは代表)燃え尽き症候群か?とか叩かれたりしてますが、もともと私は彼が負けた…

「Teen age」(アンソロジー)

「Teen age」 川上弘美、瀬尾まいこ他 双葉社1365 (アンソロジー) 今をときめく人気女流作家7人(角田光代、瀬尾まいこ、藤野千夜、椰月美智子、野中ともそ、島本理生、川上弘美)のティーンを主人公にしたアンソロジー。同じ年頃の少年少女を主人…

「俯いていたつもりはない」永井するみ

「俯いていたつもりはない」永井するみ 光文社1900本永井さんは専門性を備えたミステリーに女性の視線と一気に読ませる熱というか力を備えていて、96年の「枯れ蔵」以来ずっとブレイクを待っている作家さん。 シングルマザーの母志乃に育てられ、子供を自…

「さよなら妖精」米澤穂信

先日またも布のまとめ買いをしてしまったので、水通し&アイロンのために布を散らかしてあるのと、久々にパッチワークをちょこちょこと始めたので、いきなり読書量が激減です。初めてのフープを使ったキルティングは、運針で刺していた”うそっこキルト”より…

図書館の本、「ぐるりのこと」梨木香歩

私は読書の殆どを図書館に頼っているのだけど、ときどき当たるひどく汚れた本、傷んだ本には心が痛む。この本は、名前は知らないけどザラリとした手触りの真っ白な紙をカバーにつかったシンプルな装丁で、汚れがより目立って切ない。「ぐるりのこと」梨木香…

桜、「白の鳥と黒の鳥」いしいしんじ

咲いたと思ったら、あっという間の強風と雨。毎年のこととはいえ、はかない桜でした。「白の鳥と黒の鳥」いしいしんじ 角川書店1300本 「新刊展望」と角川書店HPに連載されたものを加筆修正した短編集。冒頭の「肉屋おうむ」はいままでの「麦ふみクーツェ…

本屋大賞、「夜のピクニック」恩田陸

第2回の本屋大賞が発表されましたね。今回のノミネート作品10作のうち、Jのイチオシは梨木香歩さんの「家守綺譚」でしたがこれは第三位。どちらかというと人に教えず密やかに読みたい本ですが、いい味なんでもっと多くの人に読まれるといいなぁと。もち…

日曜の夜と「明日の記憶」荻原浩

日曜の夜になると明日から始まる一週間を思って憂鬱になる人は多いみたいですね。(「サザエさん症候群」ってやつ)私も日曜の夜になると、何故か休みにできなかったことをやりだしたりする。たまったビデオを見たり、お風呂掃除や掃除を始めてみたり。今週…

沖縄染織物展、「琉球布紀行」澤地久枝

いつも利用してる図書館の下のフロアーで開催されていた「沖縄の染織 伝統と個」という展示会を覗いてみました。「琉球布紀行」澤地久枝(新潮文庫705本)を読んで、興味があったので。 特にルーバス・ミヤヒラ吟子さんという方が製作された首里織の微妙な色…

至福の時間

一週間それなりにストレスを溜めてると、週末が貴重。 私のスペシャルコースは図書館→古本屋→ブックオフ→新刊書店と回ること(笑、まぁごく地味ですが)そして最後にコーヒーショップでお茶を飲みながら、一日の収穫本を眺めるのが私の至福の時間です。 それ…

銀座と「私たちがやったこと」レベッカ・ブラウン

私の所属してたプロジェクト組織が発展的解散のため、本日は最後の報告会と解散会、発足会と連チャンでした。個人的な仕事はパッとしないので、ますます現実逃避の読書が進むかも(笑)そんな中読んだ本。こういう本は電車の中では今ひとつのりません(^_^;)「…

「もっと、わたしを」平安寿子

「もっと、わたしを」平安寿子 幻冬舎1600本 図書館のリクエストで半年近く待った本。平さんの明るい作風は貴重なので、もっと購入してください。(勝手) デブで愛想がいいだけで二股をかけるはめになった営業主任の江口、容姿がよく小生意気な男吉村とその…

週末の読書

まとめて<ときどき・にゅーす>に更新するのは結構面倒。どうせ記録していくのなら、いっそ個別に載っけてくようにしようか?と突然別日記を始めてみました。さて続くのでしょうか?「失踪日記」吾妻ひでお イースト・プレス1140本 突然の失踪から自殺未遂…