2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

<10月上旬の読書>

「美食探偵」火坂雅志 講談社1900本 明治時代を中心に活躍した実在の小説家、村井弦斎を主人公にした連作。50万部を越える大ベストセラー、本邦初の美食小説『食道楽』を書き始める時期の弦斎が、大隈重信、伊藤博文、山県有朋ら当時の名士たちの住まう湘…

<9月旅の後の読書>

「アキハバラ@DEEP」石田衣良 文芸春秋1700 あるHPをきっかけに集まった3+3人で出来上がった会社アキハバラ@DEEP。オタクで半引きこもり、社会に適応できてない仲間が集まってできあがったAI型検索エンジンのβ版。これに目をつけたIT業界の…

<9月旅行中の読書>

旅行に持っていく本というのは、すごく悩む。一週間だと3冊は必要でしょ(たとえ読まないにしても)。バランスも大切だし。旅先で処分できるくらいの思い入れ具合の本も必要。できればミステリと時代物も入れたいところだけど。「夫婦公論」藤田宜永・小池…

<9月旅行前の読書>

「反自殺クラブ IWGP5」石田衣良 文芸春秋1600 IWGP1で街、若者、悪意を描写する圧倒的な筆力にうなってから、何年になるだろうか。 本作では、スカウトマン、学生サークル出身者の悪行、伝説のロックスターの詐欺、中国の劣悪労働環境、流行のお…