2月の読書(ALL)

2月の読書メーター読んだ本の数:30冊読んだページ数:5055ページお花屋さんに救急箱 (プラチナ文庫)読了日:02月28日 著者:椹野 道流お医者さんにガーベラ (プラチナ文庫)読了日:02月27日 著者:椹野 道流恋の花咲く夜もある (花音コミックス Cita Citaシ…

1月の読書(All)

1月の読書メーター読んだ本の数:32冊読んだページ数:4600ページ回転ドアのきもち ( 二見書房 シャレード文庫 )ようやく遠距離から解放された、サラリーマン同士。坂井さんらしくぐずぐず悩むマイナス思考の知央(ともお)目線で、無頓着×抱え込み過ぎの二…

訃報:北森鴻さんと1月読書

先月になりますが、作家の北森鴻さんが亡くなられました。 まだ48歳、若すぎます。 北森さんは、大胆な民族学的考察や骨董を巡る駆け引きをテーマにした 狐シリーズや歴史ものなど、香菜里屋シリーズなどの人情ものから ギャグミステリまで、多彩な作風。 …

宝物の話

歳を重ねるにつれ大切なもの、お宝が増えてしまうのは、 強欲なせいでしょうか?(笑) つい先頃、購入したギターです♪ ここ5年位、DEPAPEPEさんの曲が大好きでライブなどに行きます。 ついには 「聴くだけでこんなに楽しいんだから、 弾けたらどんなにか楽…

毎度の新年の抱負

あけましておめでとうございます。 ええ、2010年ですよ。 今年こそは日記(のようなもの)を続けたいものだ、 と毎年つぶやくのですが、年初が最も気分的にヘビーなのでついつい・・・ ということで、とりあえず年末年始の帰省に持って帰ったものの山。 …

花と夏の出来事

だいぶ部屋が寒くなってきたので、 久しぶりに、花?なんぞ買ってみた。 ちょっと、美味しそう>^o^花と言えば、この夏の初体験(笑)で、 長めの夏休み、入院生活を体験し、花なんぞ頂く羽目にあいなりました。 その後、こうして通常の生活を送っているわけ…

「いつか、ふたりは二匹」西澤保彦 /2

「いつか、ふたりは二匹」西澤保彦 講談社ミステリーランド 2006.02.03 おなじみ子ども向けミステリシリーズ。 猫(ジェニー)に乗り移ることができる小学生、菅野智己。同級生が連続連れ去り事件の被害者になり、ジェニーとして探索を続け犯人に遭遇。そし…

「港町食堂」奥田英朗 /2

「港町食堂」奥田英朗 新潮社1365 2006.02.12 直木賞作家となって多忙な日々に突入する前後の港町紀行シリーズ。高知・土佐清水、五島、宮城・牡鹿半島、韓国・釜山、敦賀・佐渡、稚内・礼文。奥田さんの小説もだけど、スポーツを題材にしたエッセイがとても…

「マルコの夢」栗田有起 /2

「マルコの夢」栗田有起 集英社1300本 姉の薦めで人気レストラン「ル・コント・ブルー」のキノコ係を務めるカズマ。名物料理に使われる“マルコ”というキノコ探しの命をうけ日本に戻るカズマを待っていたのは、離婚寸前の両親、そして菌食推進委員会。カズマ…

「沼地のある森を抜けて」梨木香歩 /2

「沼地のある森を抜けて」梨木香歩 新潮社1800本一族の家宝である“ぬか床”を引き継いだ久美の周辺に発生する、不可思議を綴った幻想的な物語が、後半、一族の故郷「島」に向かうところから、物語は一気に生命への壮大な思索への突入。 エッセイ「ぐるりのこ…

◇最近買った本2006.02◇

年末年始と浮ついた気分で過ごし、本を読まなくなってました。 やっと日常に落ち着きを取り戻しつつあり、気が付くと読みたい本が山です。殆どの本は図書館で借りて読むのだけど、文庫や人気の本は買ってしまう。 曲がりなりにも仕事をし一人で暮らしている…

「いつかパラソルの下で」森絵都/11

「いつかパラソルの下で」森絵都 角川書店1470 厳格な父に縛られて育った野々と兄春日、妹花、父の死後バランスを失った母。一周忌を前に、父に不倫相手がいたことを知る。束縛から逃れ鮮やかな世界を満喫し、自堕落な生活を送ってきたはずの野々や兄は自分…

「埋み火」日明恩/11

「埋(うず)み火 Fire‘s Out」日明恩(たちもりめぐみ) 講談社1800本 出張で持っていく本は旅行よりも更に難しい。今回は完全に失敗。行きの飛行機でハマり仕事前日なのに最後まで読んで夜中に(泣)。しかも帰りに買った本は機内に忘れてきた、ト…

<10月下旬の読書>

読書力が低下中。でも3冊とも読みでがあります。「となり町戦争」三崎亜紀 集英社1470 公報のお知らせでとなり町との開戦を知った主人公北原修路の元に「特別偵察業務従事者」の任命。戦況の悪化に伴い推進室の香西さんと仮の夫婦になることに。奇想天外な…

<10月中旬の読書>

「ロズウェルなんか知らない」篠田節子 講談社1700本 寂れた何もない村「駒木野」の青年団による村おこしのドタバタを真面目に描いた奮闘記。荻原さんの「メリーゴーランド」を読んだばかりで、題材自体に新鮮味は無いけれど、破れかぶれの“四次元化計画”と…

<10月上旬の読書>

「美食探偵」火坂雅志 講談社1900本 明治時代を中心に活躍した実在の小説家、村井弦斎を主人公にした連作。50万部を越える大ベストセラー、本邦初の美食小説『食道楽』を書き始める時期の弦斎が、大隈重信、伊藤博文、山県有朋ら当時の名士たちの住まう湘…

<9月旅の後の読書>

「アキハバラ@DEEP」石田衣良 文芸春秋1700 あるHPをきっかけに集まった3+3人で出来上がった会社アキハバラ@DEEP。オタクで半引きこもり、社会に適応できてない仲間が集まってできあがったAI型検索エンジンのβ版。これに目をつけたIT業界の…

<9月旅行中の読書>

旅行に持っていく本というのは、すごく悩む。一週間だと3冊は必要でしょ(たとえ読まないにしても)。バランスも大切だし。旅先で処分できるくらいの思い入れ具合の本も必要。できればミステリと時代物も入れたいところだけど。「夫婦公論」藤田宜永・小池…

<9月旅行前の読書>

「反自殺クラブ IWGP5」石田衣良 文芸春秋1600 IWGP1で街、若者、悪意を描写する圧倒的な筆力にうなってから、何年になるだろうか。 本作では、スカウトマン、学生サークル出身者の悪行、伝説のロックスターの詐欺、中国の劣悪労働環境、流行のお…

<8月下旬の読書>

「風の歌星の口笛」村崎友 角川書店1500本 第24回横溝正史ミステリ大賞受賞作。2217年交通事故から回復し愛する女性を失った男、偉大なマザーコンピューター、マムに統べられ機能を停止しつつある街、絶滅に瀕した地球から地球を模して創られた人工惑星へ…

<8月中旬の読書>

気が付いたら8月10日から本のメモが途絶えているのでした・・ これじゃ以前と同じ道を辿ってしまうことになります。なんとか建て直しましょ。「神様ゲーム」麻耶雄高 講談社ミステリーランド さすが本格推理界の奇才麻耶雄高さん。前にも書いたけど、この…

旅行に行ってきます。

明日から遅めの夏休みで旅行に行ってきます。 行き先は今回も、北欧3都市。 戻ったら、少しずつ旅メモを紹介しますので お楽しみに。 プレゼント企画も考えちゃいます。 溜まった、読書メモと最近の手仕事も。 あーぁ、無理かも(笑) ともかく、面白いこと…

「ペギー・スー 鄯魔法の瞳をもつ少女」

「ペギー・スー 鄯魔法の瞳をもつ少女」セルジュ・ブリュソロ 金子ゆき子=訳 角川文庫552 印象な表紙絵(町田尚子さん)でずっと気になっていた作品、今回文庫化。 人類でただ一人悪いお化けが見え、その力ゆえに嫌われ、お化けたちの悪戯で厄介な立場に立…

「酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記」恩田陸

「酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記」恩田陸 講談社1470 極度の飛行機恐怖症の恩田さんが、初めて憧れの地、イギリスのストーンヘンジやアイスランドの古代遺跡に取材旅行してビールを飲むお話。極度の恐怖に溢れ出す妄想が、理路整然とした評論なんかよりも…

「幸福な食卓」瀬尾まいこ

「幸福な食卓」瀬尾まいこ 講談社1470 参ったな、私は本を読んで泣くことが殆どないんで、“泣ける”小説ってのは信用しないんだけど、ホントに沁みる本。父親の自殺未遂をきっかけにそれぞれが病んだ心を抱える家族。梅雨には体調を崩すわたし(佐和子)、父…

「小学生日記」hanae*

「小学生日記」hanae* 角川文庫460本 すごい。 hanae*さんは北欧雑貨特集がきっかけで知った雑誌「spoon.」のモデルさん。同誌のwebで掲載された作品をまとめたもの。 アメリカ生まれの帰国子女のHanae*が日本の小学生としての日…

「天の前庭」ほしおさなえ

「天の前庭」ほしおさなえ 東京創元社 ミステリ・フロンティア1785 うーん、すっきりしない話は得意じゃない。 父を無くした交通事故の後の長い昏睡状態から目覚めた柚乃は記憶を失っていた。幼い日ドッペルゲンガーを見たといって失踪した母。自分が書いた…

「春を嫌いになった理由(わけ)」誉田哲也

「春を嫌いになった理由(わけ)」誉田哲也 幻冬舎1600本 第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞後の第一作。無職の秋川瑞希は、TV局のプロデューサーの叔母名倉織江から番組に出演する霊能者、マリア・エステーラの通訳を仰せつかる。霊能者による未解決事…

「働きマン 1,2」安野モヨコ

「働きマン 1、2」安野モヨコ 講談社モーニングKC514本 「王様のブランチ」で特集されていた。安野さんは“強気な女が主張する今時なセックスと恋愛話”っていう勝手な思い込み(多分的外れなんでしょうな)で読んだことがなかった。もったいないことをし…

「スウェーデンの小さな庭から」

「スウェーデンの小さな庭から」ビネール多美子 オークラ出版1714本 著者は外国にあこがれ、スウェーデン大使館に勤めたことをきっかけに、実際にストックホルムで仕事をし、ジャーナリストのクラッセと結婚。通訳や日本語講師を経てフリージャーナリストと…