「もっと、わたしを」平安寿子

「もっと、わたしを」平安寿子 幻冬舎1600本
図書館のリクエストで半年近く待った本。平さんの明るい作風は貴重なので、もっと購入してください。(勝手) デブで愛想がいいだけで二股をかけるはめになった営業主任の江口、容姿がよく小生意気な男吉村とそのケツをたたく仕切りや、無愛想な内装店の娘にホレた従順でウブな男正太、モデル張りの容姿故に誤解され易くまたそれを背負ってもいる受付嬢、男に媚びて世の中を渡ってきた子持ち女、。一癖あるが打たれ強く、今日はヘコたれ泣いても明日は立ち上がる、どこか憎めない面々。登場人物が少しづつ重なっていて、繋がってく形式の連作。