2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「夢二デザイン」エピ・ブックス

残った週末は毛布を洗濯して、図書館と本屋さんに。本屋さんにも誘惑がいっぱい。本日の購入本 「北欧スウェーデンの幸せになるデザイン」山本由香 インターシフト発行/合同出版発行2200本体 「夢二デザイン」エピ・ブックス 2800本体 「ベトナムぐるぐる。…

吉祥寺、茂田井武、武井武雄

東京に戻ってきた友だち、Gちゃんと吉祥寺へ。例によって布屋さんをチェック。他に雑貨屋さん、おもちゃ屋さん、本屋さんとブラブラ。 本日の第一のお買い物は、トムブボックスさんが発行されてる挿絵画家の茂田井武さんの選集2冊と武井武雄さんの昭和2年…

「若かった日々」レベッカ・ブラウン

「若かった日々」レベッカ・ブラウン 柴田元幸訳 マガジンハウス1600本体 記憶にくっきりと刻印された子供の頃の体験を描いた、自伝的連作短編集。家族と自分の模索、父と母の不和、父への期待とそれを裏切られ事から抱いた辛辣な感情、そして年を経ての両親…

広島、「魔法探偵」南條竹則

広島に出張してました。なんだか恥ずかしいようなプリティなビジネスホテル。1割引で6120也。ここは何故かデスクに「和英対照仏教聖典」(仏教伝道協会)が置いてあります。本は読み終わってしまい、火曜サスペンス劇場みてました。「魔法探偵」南條竹則 集…

「夏休み」中村航

「夏休み」中村航(こう) 河出書房新社1300本自宅で翻訳の仕事をする僕(守)と、妻のユキ、妻の母“ママ”。そして妻の友だち舞子とその夫、吉田くん。義理の友人との奇妙な連帯感。そして突然の吉田くんの家出から、転じて二人の男が妻たちを追いかける旅に…

「ソナタの夜」永井するみ

「ソナタの夜」永井するみ 講談社1800本最近の永井さんの作品は家庭と、女の生きがい(多くは仕事)と、恋というか男女関係というのがテーマになっている。特に短編小説でこのバランス(あるいはアンバランス)がすごくいいと思う。同じ年代の女の目からとて…

「この骨董が、アナタです。」仲畑貴志

「この骨董が、アナタです。」仲畑貴志 講談社2000本「骨董」ネタが好き。といっても実際に骨董は何もわからない。ただ、「美」とか「芸術」とかいうあいまいなものやいろんな「欲」に翻弄され、創る人、求める人、商う人それぞれの業みたいなものが実に端的…

「探偵伯爵と僕」森博嗣

「探偵伯爵と僕」森博嗣 講談社ミステリランド森さんはちゃんと読みたいと思っている作家さんの一人だけど、膨大な作品で手がつかない。ミステリランドシリーズのこの本は単独作品で森さんのちゃめっけと、生命、悪と罪、大人についてなど大切な思想が物語の…

「代筆屋」辻仁成

「代筆屋」辻仁成 海竜社1300本まだ売れない作家が口コミで代筆を引き受けるという設定が実にずるくて、上手い。このご時世に手紙、それも代筆してまで手紙を渡したいということは、もう必然的にドラマがあるってことなので。本来たった一人だけに宛てたもの…

「古本道場」角田光代・岡崎武志

「古本道場」角田光代・岡崎武志 ポプラ社1400本すごく面白くて、購入、即読。角田光代さんが、古本道の師匠岡崎さんの指導で古書迷宮に踏み入り、神保町から、渋谷、東京、早稲田、青山、西荻など都内各所、鎌倉(+海外)を巡り、それぞれの色合いの古本屋…

平日のお休み

創立記念日で年に一度の平日休み。お役所に用事があって家をでる。どっちがメインか判らないけど、図書館、本屋さん、古本屋さんといつものフルコースに。どこも結構混んでいるこが不思議なんだけど、週末よりものどかに感じるのは気のせいか?みなさんのご…

連休最後の読書

連休最後の一日(結局どこにも出かけず読書三昧の堕落した一日)「少女伝」大野靖子 講談社2200本 麻生で、どこか浮世離れした両親と美しい兄姉妹に囲まれ、母の愛はなくも周囲に大切にされ育った麻子。裕福で幸せな家族が音を立て、崩壊していく様、その中…

連休中盤の読書(会社にも出てみたりして)

「海月書林の古本案内」市川慎子(のりこ) ピエ・ブックス発売元 1600本 ネット古書店「海月書林」の店主さんが紹介する愛らしい古書たち。「オンナコドモ」というのは男性目線のやや舐めた呼称であったと思うけど、なんのその世の中はオンナコドモの趣味嗜…

連休前半(帰省中)の読書

「ラッシュライフ」伊坂幸太郎 新潮文庫629本体いまや押しも押されぬニューウエーブ作家(というらしい)の伊坂さんの2作目。幻想的な前作から方向転換して、仙台の町を舞台に、画商と金で買われた女画家、知的で人生を見通したような泥棒黒澤、神(タカハ…

連休前の読書、「古道具 中野商店」川上弘美

「古道具 中野商店」川上弘美 新潮社1400本 どうも「手仕事」「古道具」「骨董」「職人」とかいった言葉に弱いんでアル(笑)。 古道具屋(骨董とかアンティークではない)を営む、中野さんと姉のマサヨさん、アルバイトのわたし(ヒトミ)とタケオ。愛人さ…