「港町食堂」奥田英朗 /2

「港町食堂」奥田英朗 新潮社1365 2006.02.12
直木賞作家となって多忙な日々に突入する前後の港町紀行シリーズ。高知・土佐清水、五島、宮城・牡鹿半島、韓国・釜山、敦賀佐渡稚内礼文。奥田さんの小説もだけど、スポーツを題材にしたエッセイがとても好き。変人と怠惰と志の低さ加減が(いやホントは口ほど、そうでもないからちゃんと賞だってとる)心地よい。そのテイストはこの紀行でも全開、とにかく美味しいものを食べ、飲み、ちょっとだけ観光し、あとはだらだら。このだらけ具合が港町にあっている気がする。あぁ島旅したい。
港町食堂